前回のコラム
の続きです。
昔。農業をしていたお母さんは背中に籠をしょって、
その中に子どもを入れ仕事をしていました。
田んぼの隅に籠を置き、その中に赤ちゃんを入れて仕事を
していました。
赤ちゃんが泣いても、お母さんには声が届きません。
サインを出しても気づいてくれないと、赤ちゃんはもっと
泣くのかと思いますが、逆です。
サインを出すことをやめてしまうのです。
うちの子は、泣かなくて手がかからなくていいわ~、と
いうのは、危険サインだと思っていただいていいと思います。
「わたしはどこにいるの?」「僕はだれ?」「ここにいていいの?」
帰属意識というのは、わたしはここにいる、大切にされているという意識です。
家族を小さな社会のひとつとして、育んでいくことが大切です。
家は家のやりかたがある、
他の家がどう考えようと、家のやり方はこうです、という
親のしっかりとした信念が子どもの帰属意識を上げていくのです。
「自分が好き」と言えるためには、
「自分のまわりの人が好き」になることです。
リトミックのレッスンの最後に、必ずうたう歌があります。
お母さんが子どもを抱っこしてゆらゆらしながら。
お母さんとお父さんの宝もの
作詞/子どものつぶやき
作曲/湯浅とんぼ
じゅんちゃんはいいこ
とってもだいじなこ
おかあさんと
おとうさんの
たからもの
お母さんの優しい声と
お母さんの温かいぬくもり。
歌の最後は、
お母さんの「だいすき~~、ぎゅ~~~」
たくさんのお母さま方から
この歌を歌うと安心して子どもが寝るようになりました、の声をいただいています。
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