自分をコントロールする力

　「あなた！マナー違反よ！」


電車の中で目の前に座っていた若い女性の方が隣に立たれていた年配の女性の方に大声で注意を受けられていました。


　「電車の中で化粧をするなんて！」

　
　　さらに、


　「あそこにも書いてあるでしょう！」


　　と、マナーを促すポスターを指をさしていいました。




それから次の駅につくまで、その化粧をしていた女性の人も、そして私もなんとも気まずかったですね。

きっと周りの方もそうだったと思います。




電車の中で化粧をすることは、なぜマナー違反なのか。


マナー違反を大きな声でマナー違反だ、と注意することが
なぜ恥ずかしいのか。



自分を律することができない、恥ずかしいという気持ちがないのですね。


　＊＊

リトミックのレッスンで歩く音楽にあわせて歩いていて、
急にドンと低い音がなったらすぐに座る、というものがあります。


　いつドンとなるかわからないので、集中して聴いていないと反応できません。

　ドンとなっても座れない子、友達が座って周りをみてから座れる子、それさえも気がつかずに走り続ける子、
　いろいろです。


音楽に反応して正しい選択を即座にしないといけません。
その時にあった選択をすぐに自分で自分の気持ちをコントロールし行動で示さないといけないのです。


小さなころから周りを見て、自分をコントロールできる力を習慣にしてしまうこと。


　＊＊


「電車の中では化粧をしたら恥ずかしいですよ」とそっと耳元で声をかけられる人になりたいなあ。




川田　智子（化粧ポーチすら持ち歩かない私も違う意味で問題ですね・・・・）