人の話を含めて何かを聞くということは、
神経を集中してどこから何が聞こえるか、
自分の感覚でとらえることから始まります。
聞くことの原点は耳を傾けることですね。
だから、聞くためにはじっと正座させて「はい、聞きなさい!」とさせないといけない。
そうではありません。
聞くことって楽しいな、と遊びの中から学ぶ。
大人が教えるのではなく、子どもが自分で発見するのです。
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STEP4(4歳児)のリトミックのレッスンで、
『あそこにあるよ』という活動があります。
数個箱を用意してその中に宝物(ケーキのおもちゃだったりします)を隠しておきます。
子どもたちは目をつぶり、そっと一つの箱にだけ宝物をしのばせます。
さあ、目をあけて!
「 あそこにあるよ 」と太鼓をたたきます。
♫ ♫ ♫ ♩
宝物に近づいたら・・アッチェレランド(だんだん早く)
宝物から遠のいたら・・リタルランド(だんだん遅く)
今度は子どもたちと鬼の交代もしてみます。
これはキャーキャー言いながら大盛り上がりする活動のひとつです。
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幼児のころは「言葉」を聞くことよりも、
大事なのは言葉ではなく「音」。
その土台となるのは五感です。
「聞く力」は「聴く力」耳を澄ますことから。
五感を鍛えるリトミック。
お母さんも楽しみながらやってみましょ♪
川田 智子(今日の雨の音はどんな音?)
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