2010年6月8日火曜日

聴く力は耳を澄ますことから

人の話を含めて何かを聞くということは、
神経を集中してどこから何が聞こえるか、
自分の感覚でとらえることから始まります。


聞くことの原点は耳を傾けることですね。


だから、聞くためにはじっと正座させて「はい、聞きなさい!」とさせないといけない。

そうではありません。


聞くことって楽しいな、と遊びの中から学ぶ。


大人が教えるのではなく、子どもが自分で発見するのです。


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 STEP4(4歳児)のリトミックのレッスンで、
『あそこにあるよ』という活動があります。


数個箱を用意してその中に宝物(ケーキのおもちゃだったりします)を隠しておきます。


子どもたちは目をつぶり、そっと一つの箱にだけ宝物をしのばせます。



さあ、目をあけて!



「 あそこにあるよ 」と太鼓をたたきます。
  ♫ ♫ ♫ ♩


 宝物に近づいたら・・アッチェレランド(だんだん早く)

 

 宝物から遠のいたら・・リタルランド(だんだん遅く)



今度は子どもたちと鬼の交代もしてみます。

これはキャーキャー言いながら大盛り上がりする活動のひとつです。


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 幼児のころは「言葉」を聞くことよりも、

 大事なのは言葉ではなく「音」。

 その土台となるのは五感です。


「聞く力」は「聴く力」耳を澄ますことから。




五感を鍛えるリトミック。


お母さんも楽しみながらやってみましょ♪



川田 智子(今日の雨の音はどんな音?)


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