お母さんのお膝の上に座ります。
おててを広げて(パーにして)お母さんにかなずちトントンしてもらいました。
最初にお母さんにやってもらいます。
トントンという振動を通して、目で見て、音を聴いて、
音楽の心地よわがわかります。
「交代」の合図(いつ合図がなるかわかりません)で、
お母さんと交代します。
男の子がピアノの鍵盤の上で同じことをしました。
グーでトントン。
女の子もピアノの鍵盤の上で同じことをしました。
グーでトントン。
音楽はずっと流れます。
ピタっと音楽を止めてみました。
女の子のグーの手も止まります。
また流れます。
女の子も奏でます。
ピタっと止まると、「いっしょ」がうれしい。
そのたびに、目と目が合います。そしてニヤっと笑って。
大きな音でピアノを弾いてみました。
女の子もグーの手をしっかりと握り、鍵盤をトントンします。
ゆっくりと息をそろえるように曲を終えました。
女の子もグーの手を鍵盤から離しました。
その間。言葉はありません。
わたしと女の子の間に、
大きな声で笑う楽しさではない楽しさのプレゼント。
リトミックのレッスンのひとこまより。
川田 智子 (聴く力が基本ね)
0 件のコメント:
コメントを投稿