2012年9月21日金曜日

子どもをほめればいいというのは、ちょっと違う。

努力をほめられた生徒たちは、テスト結果が有意に上昇し、平均スコアが30%伸びた。

にも研究結果が出ているように、
「ほめればいい」というものではないのね。

今日の午前中は、伊丹教室で2歳児のリトミック。

教室は3階にあるから、よいしょよいしょ上がってきてくれたの。

扉を開けてすぐに、

「おはようございます!」の声。


この階段を上がる時から、
「おはようございます」の練習をしてくれたらしいの。


おはようございます、の挨拶をきちんと言えることは、
とてもいいことね。
挨拶はお互い気持がいいからね。

おはようございますって言いなさい、ではなく、

おはようございますって言えたね、でもなく、

「階段を上がりながら練習したんだよね、えらいね」

とお母さま。


上のリンクした、研究結果といっしょ。


「努力したことをほめる」


挨拶で思い出したけれど。

「子ども格差」
 -壊れる子どもと教育現場-
 尾木直樹著

「命の教育」や「あいさつ運動」はいらない

とある。

‘どの実践にしても、少しも子どもと向き合っているようにはみえないから”

“いまこそ市場原理・競争原理主義的な「教育革命」はやめて、
優しい心を育み、子どもと教師、保護者の信頼にもとづく地道な教育が
のびやかに展開できるよう条件と環境整備にこそ力を注ぐべきなのです。”


大人の目で見た、いい子は、
もういらないです。

自動販売機のような人は、
人ではありません。


大人も大人の理由があります。
でも、子どものため、としていること。

それは、本当に子どもが望んでいることですか?


「はあ~、先生!おはようございます!っていえたよぉ~!」

男の子。

うれしいなあ。ありがとう。





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