2013年1月2日水曜日

日本人にあったリトミックを。今年もよろしくお願いします。

「慣習的な指導法の欠点は、生徒が学び始めた初期の段階-この時期は、頭脳と身体が平行して成長しており、頭脳は印象や感情を恒常的に身体に伝える時期(おそらく乳幼児期から児童期を指すものと思われる。)に、和音に接する機会を与えられないばかりか、生徒が感じた事柄を文字によって表現できるようになる時期まで保留されることにあると結論づけた。」
 エミール・ジャック=ダルクローズ



あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

12月にすまいるリトミック発表会を開催しました。子どもたちのたくさんの笑顔に包まれて、幸せな時間をみなさまと共有することができました。ありがとうございました。

去年は、もっと子どもとは、さらに音楽とは、そして日本の文化とは、を意識しながら、
子どもたちとレッスンをしてきました。
知れば知るほど、わからないところが増えてくるのがリトミック。でも、それもそのはずです。

リトミック教育では、音楽だけではなく、子どもにとっていい刺激を与え、そこから子どもたちが感じる。
感じたことを、身体を通して考える。その想いを伝えたいと思う。伝えたいと思ったことが、表現につながる。それには、集中しないと出来ないことをすることで、集中力が養われ、右脳と左脳をバランスよく使うことで、反応力も身につく、直感を大切にする心、記憶する力。
自分ひとりでは出来ないことを知ることで、人への思いやりも育つのだと思います。

リトミック教育は、人間教育。
人を育てる教育は、その子によってすべて違いますので、簡単ではないだけではなく、
効果は出にくいものだから。

さらに、西洋の動きだけを取り入れたリトミックでは、日本の子どもたちへのレッスンは限界を超えてしまいます。
日本は「静」の文化。バランスのよいレッスンで、今年も子どもたちひとりひとりの力を伸ばしていけたら、と考えています。

リトミック発表会のことは、ブログにも細かく書かせていただいております。
大興奮状態で書いているので、はらはらしますが、よろしければご覧くださいませ。

すまいるリトミックノート
http://smile-rythmique.blogspot.jp/

twitterもどうぞ。
@smiletomoko

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