2013年6月14日金曜日

子どもにとっていい時間は、お母さんがいい時間を過ごすことから

リトミックを簡単に説明出来ないのは、経験したことしか身につかない、というところにもあると思います。
 リトミックといえば、即時反応というくらい、有名なサブジェクトがあります。
即時反応とは、わかったことをわかったように表現すること。
この言葉も、即時反応を経験したことがない人にとっては、それは頭で考えた知識だけであって、身体で経験していないので、それはわからない、ということになります。

雑誌を見ると、いつもダイエット特集がありますよね。
これをすれば痩せます、これを食べれば痩せます、知識としてわかった。
でも、出来ない。そうすれば痩せることができる、でも出来ない。
だから、いつも特集記事が作れるのでしょうねえ。

と、ぼんやり他人事のように、ぼやいてから。



すまいるリトミック教室は、リトミック研究センターの認定教室です。
2ヶ月に1度、教具にあるおさんぽのーとの中に、季節の「クラフト」があります。

モンテッソーリの指先を使うことによって、脳に働きかける、のねらいもありますが、
それ以上に、お子さまとのやさしい時間の過ごし方にあると思っています。

今月は、どのクラスも最初のクラフトということで、レッスンの中で少しだけ導入をし、
その続きはお家での宿題にしました。

「宿題」ですが、お母さんがやりたいと思った時に、もちろん、お子さまがやりたいと思った時に、もしも、お子さまがやりたくない、と言ったら、お母さまが楽しんで仕上げて、そして、期限は、ありません。評価もありません。点数もなし。
 ただ、同じ素材でも、これだけ違うというところ、を見てほしいのです。

前置きが長すぎですね。

 「とってもいい時間を過ごせました!」

とお母さま方から。

2歳児クラスは、人生はじめての「ハサミ」を使ってみました。
お家で、ハサミをご用意していただいたお母さまもいらっしゃいます。

最初に書かせていただいた「即時反応」。

 見る、聞く、触れる
    ↓
 わかる、理解する
    ↓
 「      」←ここに壁
    ↓
  表現行動する
  感動する
  
これを繰り返すことで、 
 「わかった!」となります。

お母さまが、「楽しかった」につながったのは、
「 」の壁を超えた(大げさですね)からです。

宿題だから、やらないといけないから、では、
わかった、にはつながりにくいのではないでしょうか。



子どもたちは、「上手に」「出来る」ことを望んではいません。
もしも、「どうすればいいの?」「上手に出来た?」と、子どもから言葉が出てくる時は、こちらが、それを望んでいた結果かもしれません。

 











これは、4歳児クラスの「ぬいさし」の時間の様子です。
2回目の時間の、集中している空気感。
ぞくぞくしました。



リトミックのレッスンの様子は、スマホで撮影しています。
あたりまえですが、動いている時は撮影出来ないので、
画像があるものは、子どもたちが集中している時です。

リトミックのレッスンは「動」と「静」を組み合わせています。
その「静」の部分ですね。



これは、「せんせい!つくった!」の写真。江坂教室3歳児クラスの色の棒です。


リトミック4歳児クラスの「おんがくのほん」。
わらべうたで音の高低やつながりを経験しています。

 


1歳児クラスの最初ですね。シールを自分で貼る。
ゆっくりゆったりていねいな時間が流れています。


原因は外にあるのではなく、自分の中にあります。

子どもはまねっこ上手。まずは、お母さまが一瞬でも楽しい時間を作ることから、
リトミックがはじまります。

今日も暑い日になりそうです。
この夏も子どもたちといっしょに、楽しみましょうね♪


すまいるリトミック

twitterには、
「今」の子どもたちから気づいたことを、
言葉にしています。
アカウント @smiletomoko

ー追記ー(2013年6月19日)