2013年12月12日木曜日

すまいるリトミック発表会・今日の発表3歳児クラス

残念そうな顔で言うのです。

 「きょう・・はた・・しなかった・・・」

また、違う教室では、お母さまから。

 「家で、はた、を作って、楽しんでいます。」





メアリーポピンズの舞台は「イギリス」。
笑いのおじさんの家を出たら、イギリスの兵隊さんが旗を持って歩いていました!
(そんな話は、メアリーポピンズの中には出てこないのですが)

リトミック3歳児のレッスンでは、春に、
ロープの上を歩いてみよう、ボードの上を歩いてみよう、フープの中を飛んで歩いてみよう、というレッスンがあります。

夏になると、ロープとボードとフープを組み合わせた道を歩いてみよう。

秋が深まるこの時期になると、
壊れそうな橋があるよ、うさぎさんが池の踏み石をジャンプして歩くよ、
と、頭の中でイメージしたものを、体で表現出来るようになります。

それは、ロープの上を歩いた、あの足の歩き方経験した時に、筋肉に記憶させ、
脳に記憶をさせているからです。

「やさしく」「そっと」「ゆっくり」「ふんわり」
という言葉のニュアンスを、楽器の演奏だけではなく、

人と人の間で、生きている限り、間の取り方、力の出し方、声のかけ方、
かかわり方、が必要なのです。

「イギリスの兵隊さんになってみよう」
一人ひとり、兵隊さん、の持っているイメージはいろいろです。

兵隊さんを、見ていたい、というおともだちもいます。
みんなと同じ動きをしたい、というおともだちもいます。
かっこいい兵隊さんを表現することで、かっこいい自分になっているおともだちもいます。
子どもたちの数だけ、兵隊さんの表現は違います。

音楽は、人に影響を与えやすいので、悪く言ってしまうと、毒のようで、
その音楽の場をいっしょにすることで、共感性が生まれてきます。
だから、いろいろな兵隊さんがいて、いいなあ、美しいなあ、きれいだなあ、
楽しいなあ、という感情を人々にまで与えるのでしょう。

だから、最初のおともだちの言葉が出てくるのですね。

先週は、クリスマスのレッスンに時間をとったので、
兵隊さんの、はた、はやりませんでした。
そこで、出てきた言葉です。

もっとやりたい、あの楽しかったことをもっとやりたい、
何度も何度も思い出して楽しむことができる。

3歳児の素晴らしいところです。おままごとをしている様子と似ていますね。


笑いのおじさんのお家に、おしゃれをして行こう!
シルクハットを、拍子の聴き分けをしてかぶります。

・・・シルクハットのサイズは、子どもたちには大きく・・・

その姿を見ただけで、微笑ましい空気が教室に広がるのです。

その空気感が、大人に、忘れていたなにかを気づかせるのでしょうね。



















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