2014年5月3日土曜日

結びの感情-フレーベル

「幼児が感覚を働かせたり、手足を動かしたりするのは、その創造的衝動の発芽である。ものを立てたり形造ったりするのは、子どもが咲かす優しい最初の花で、幼児期は、人間が将来の生産活動に対して準備する時期である。
 宇宙は一個の有機体で、その中に永劫な合法性が働いている。この合法性は外界すなわち自然の中にも、内界すなわち精神の中にも働いている。この宇宙を統一している力が神である。
 母親は我が子の中に神を見、真の自己を発見し、自己の使命と天職とを自覚し育児に当てなければならない。」

    フレーベルの思想について「母の愛と愛撫の歌」より

これを作ってみたい、登ってみたい、挑戦してみたい、子どものすべての欲求が「遊び」です。その「遊び」をせずにして、または、「遊び」を大人が邪魔をしてしまうということは、極端に言うと、危険を回避する方法を知らない大人になっちゃうよ、ということになります。

 フレーベルは、キリスト教、モンテッソーリもそうです。
モンテッソーリ教育で、日本に取り入れていないのは、「宗教」教育。この「宗教」教育なしに、日本で子どもを教育できるか、という声もあります。日本は、実は、もっと宗教的な国だと最近考えています。トイレの神様もそう、台所にもいる、木にも、山にも、大地にもいる、らしい。この、ぼやっと、湧き出てくるような(笑)神。
 だから、日本の母ちゃんという人達は、子どもから出てくる「ぼわ」としたものを、感じ取ることが得意だと思うのです。

 ということで、フレーベルの作った曲を、ささっと作ってみました。耳鳴りがするような音で、違うなにかが湧き出てきそうですが…。
 母として生かされている方々へ。



結びの感情ーフレーベル from すまいるリトミック on Vimeo.

0 件のコメント:

コメントを投稿