リトミック発表会(発表会のあとのこと)も終わり、
各STEPの修了レッスン、そして、今週は、新しいSTEPのレッスンが始まりました。
修了レッスンと同時に、発表会のタイトル 絵本「フェリックスの手紙」から、
今度は、子どもたちに「フェリックスへ手紙」を描いてもらい動画にまとめました。
みんなが絵を描きながら、こんなこともした、あれも楽しかった、
フェリックスはこんなことをしているかもしれない、と話をしている間に、
お母さま方にも、フェリックスへ手紙を書いていただきました。
子どもたちに、発表会のことを絵に描いて下さい、と投げかけてしまうと、
このブログのタイトルのように、なにを言っているのかわからないと思うのです。笑
人は、とくに幼児期を生きている子どもたちは、誰に教えてもらったわけでもないけれど、誰かのためになにかをしたい、誰かに喜んでもらいたい、という気持ちがとても強いのです。きっと、この素直な感情は多かれ少なかれ、大人にもあるでしょう。
だから、子どもといっしょに生きている大人の人たちは、
「とてもよくできました」とか「できるかな?」など、何かをする前からプレッシャーを与える言葉、または叱らないといけない!と焦ってでてしまう「隣の怖いおじさんに怒られるからやめなさい」とかは、お控えになった方がいいです。
よくできる、の、なにがよくて、なにができる、かというのは、
その子が決めることが多い方がいいでしょうね。
過剰になってくると、大人の目を見て動く子、もしくは、言わないとやらない子、
言ってもやらない子、言えば言うほど動かない子、へと、滑らかに(笑)進みそうです。
話をもどします。
発表会の時、ビデオを撮り忘れてしまった。困った。フェリックスがいっぱいお手紙をくれたから、こんなことをしたよ、あんなことをしたよ、と伝えたい。
でも、先生はうまく伝えられない。フェリックスは、ぬいぐるみだから、字もあまり読めないから、みんな絵に描いてほしい。
「まかせとけ!」の子どもたちの表情が出てきたのは、
そう、3歳児以降です。
1歳児は、手首の動き、と、色の動きの楽しさ、というのかしら。
もうすぐ3歳児になる2歳児ですので、おともだちを意識しながら。
4歳児は、自分とお友達、そして、それを見ている大人たち、という第三者まで見えています。5歳児になると、きっとこうだったのかもしれない、というイメージを広げることが出来ています。
これは、子どもの発達段階(もちろん一人ひとり違うのですが)に合った、
目がありました。リトミックのレッスンでも、この段階を知らないで進めてしまうと、
先程の、できるできない、ではないですが、まず子ども自身がおもしろいと感じない。
2歳児に、5歳児の、だんだん大きく、おともだちとの動きから出る空間を見て、などというのは、まだ寝返りができない子に、鉄棒をさせているようなものです。こちらはあまりないのですが、逆はよく見かけるのではないでしょうか。
逆上がりが出来るのに、鉄棒の下で座って手を叩いてくれ、というようなもの。
子どもの遊びたいという気持ちも湧き出てこない、非常に悲しいお話です。
そして昨日掃除機をかけながら気がついたこと。
家中をコロコロと舞っている(まだ片付けが終わらない)発表会で使用した風船たちを見て、ふと。発表会の後に描いてもらったみんなの絵に、ひとつ共通点があることに気がついた。何かを手に持って動いた時のことが印象に残っているのかもしれない。3歳児は、スカーフ、4歳児5歳児は、風船。
— 川田智子 (@smiletomoko) 2015, 4月 2
@smiletomoko たとえば、これ。 pic.twitter.com/ZlWFVtnHcy
— 川田智子 (@smiletomoko) 2015, 4月
小学5年生の女の子の絵。リトミックプラスチックアニメをおともだちと考えて発表しました。この絵からこの子のまた違ったところが見えてきますね。(占い師ではないです)
動きを、たぶんですよ、順番に頭の中に絵を書くようにして貼り付けているのかもしれません。
桜が満開の今日。あちらこちらのSNSで、桜の画像が一面に広がっています。
人は、誰かに何かを伝えたい。とても伝えたい。承認欲求とでもいうのでしょうか。
でも、今、桜が咲いています、と公開したところで、もう過去。そう、この記事も、死骸(笑)。すぐ過去になります。過去のことを綴っているのだから、もっと腐っています。
今、桜がきれい、を、その瞬間に、もっと美しいと感じるにはどうしたらいいのか。
ひとりではなく、集団の中で。その時に。その場で。言葉を通じて。動きを通じて。
ということで今年度もすまいるリトミック教室はじまりました。
よろしくお願いします。
すまいるリトミック
ダルクローズ春季セミナーに参加したことは、また別の記事で書く。書くよ。きっと。
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