2015年7月29日水曜日

視覚に頼らない世界(リトミック発表会2015に向けて)1

自分の思考を変えることはとても困難なことです。それは、どうしてそう考えていたのか、どこでそれを知ったのか、わからない。思いこみ、とでもいうのでしょうか。
身体ごとぶつかってくる子どもたちに、わかりきったことをわかったつもりになって接していると、とてつもない反動がやってきます。
教えてほしいなんて言っていない、自分で探したいんだ、ぼくたちはその秘密をこの目で、この身体でやってみたいんだ、と、言っているように聴こえるのです。

子どもがはじめて自分を知ったのは、自分の影の存在からだ、と、
誰の言葉でしょうか、どこで読んだのでしょうか、すっかり忘れてしまいました。
自分の動きが、影になり、また違った見方で世界を見ることができるかもしれない、
もっと柔軟な見方でこの世界を見ることができるようになるかもしれない、
そんな思いで、2015年リトミック発表会をはじめたいと思います。

何度も何度も言葉にしていますが、舞台の上の表現だけが結果ではありません。
これから、子どもたちの言葉や発想から、どんどん形を変えていきます。
もちろん、「光と影」というタイトルも変わるでしょう。「リトミック発表会」というタイトルも変わるかもしれません。変わってほしいです。




昨日小学生クラス全員に集まってもらってもらいました。自分たちで、まずはストーリーを考えて、そこに、動きを考えて、音楽を作り、映像表現までやってみない?と、さり気なく伝えてみました。
 一瞬何がなんだかわからない顔をしていたおともだちの顔から、楽しい言葉がたくさん生まれてきました。

 「うさぎが話ができるようになる話」
 「鳥がお母さんからはなれて、飛べるようになる話」
 「ふくろうが飛んできて〜」

違う年齢の人と、いっしょに話をして、ひとつのことを作り出す経験は大事ですね。

発表会までの子どもたちの様子が一番おもしろいです。わたしひとりで楽しむのは、
もったいないので、これから綴っていきます。






悪ノリをして、昨日のレッスンの様子を使って発表会予告編を作ってしまいました。
よろしければご覧ください。

すまいるリトミック